雷神の姿について

eyecatch

カニシカI世は仏教を保護する一方で他の宗教も取り入れていた。

クシャーナ朝のカニシカ王の時代に隆盛を極めたガンダーラ美術では、仏陀の脇侍としてヘラクレスが配される例がしばしば見られる。執金剛神が生まれた経緯は、ガンダーラにおける仏像製作と同じくヘレニズムの影響によるものと考えられる。

執金剛神 – Wikipedia

金剛力士は通常「那羅延堅固王(那羅延天(ヴィシュヌが仏教に取り入れられ護法善神とされたもの))」と「密迹金剛力士」の一対だが執金剛神一柱ということもある。

これはヘラクレスに由来するのか……。

また、風神はヒンドゥー教のヴァーユに由来するものと思われ、風袋を持つ姿で表わされる。

百科事典マイペディア「雷神」の解説

雷神を連鼓を負って天空をかける姿に表すのは仏教とともに入った思想で,中国では雷を雷獣や雷神(雷公,雷師,雷祖)のしわざとした。

雷神とは – コトバンク

風神・雷神の対は仏教と共に日本に伝来。

風神・雷神は千手観音菩薩を守護する二十八部衆、さらにそれに伴う風神・雷神、と脇役の脇役のようなポジションとして存在。

日本では鬼神や金剛力士の姿で表されることが多かった模様。

皮影の雷公では烏天狗のように嘴・第三の目・翼・足に鋭い爪を持つ・腰に獣の皮を纏う等の姿で表現されていた。

敦煌莫高窟や婁叡墓壁画に描かれた南北時代の雷公像は、十前後の連鼓を周囲に廻らす鬼神形または豚状の頭部で二本の爪であった。

中国皮影における雷公像の図像的考察 (pdf)

この時点で既に雷神のシンボルである連鼓がおおよその形を得ている。

これが仏教の伝来と共に日本に伝わり、鬼神や金剛力士の姿で表現されたのであろうか。


名前に雷とついているが関係はなさそう。

カフェの雑談

カフェの雑談

中世ヨーロッパでは、コーヒーハウスはただコーヒーを飲むだけの場所ではなく、様々な人が集まって共通の話題を話したり、議論したりした社交場として機能していたと言います。

それにあやかるわけではないですが、今日はコーヒー屋さんで様々な話題を取り上げたのでメモしておきます。

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うーん、風呂敷を広げ過ぎましたね……。話題が多岐に渡り過ぎました。

参考